クロマグロキャスティングの聖地と言えば、青森の小泊。竜飛岬ですが、ここ数年で急激にクロマグロを専門で狙う遊漁船が増え穴場的に急拡大しているのが、北海道の函館です。
私は3年前からクロマグロ狙いは函館をメインに釣行しています。
今回は2021年7月の釣行レポートと函館のクロマグロキャスティング魅力など紹介します。
残念ながら、2021年度はマグロ釣り禁止になってしまいましたので、来年以降の参考になればと思います。
函館クロマグロキャスティングの魅力
クロマグロを狙う上での函館の魅力とは、
1.乗船出来る確率が高い
2.港が市街地から近く利便性が良い
3.飛行機 新幹線で行けるので、アクセスが楽
1.乗船出来る確率が高い
この2~3年で急速に、発展しており専門で釣らせてくれる遊漁船が増えて来ました。
また、乗合でスケジュールが組まれている事を比較的多くタイミングが合えはさっと乗船出来ます。スケジュールが空いてる日は乗合をセッティングしてくる事もあるので船長に相談してみると良いでしょう。
青森の小泊は人気すぎて、前年の予約受付開始日に鬼のように電話しまくらなければ船が取れません。
私のようなサンデーアングラーで、予定もなかなか確定出来ない場合、ほぼ乗船不可能です。
函館から出船出来る事を見つけてからは、
毎年、釣行出来るようになりました。
2.港か市街地から近く利便性が良い
多くの船を係留している港と、宿泊施設が近いです。観光地なのでホテルもよりどりみどり出し、夕ご飯も困る事がありません。北海道の海の幸をたっぷり堪能してください。
3.飛行機 新幹線で行けるので、アクセスが楽
函館空港と新幹線の駅が割と近くにあり、長時間の車の運転がないので、とても楽です、特に飛行機は空港がホテルまて割と近いのでタクシーを使うと更に楽に移動出来ます。船宿によってはホテルまで朝送迎してくれるので船長に相談してみて下さい。
釣り開始!まさかの不発
釣行の方ですが、今回は2日間の釣行で初日が函館のシーウルフさん、2日目が松前の小太郎丸さんにお世話になりました。
前日までの情報で、大爆釣中で30kgオーバーが入れ食いで、投げる釣れるリリースの無限地獄と言う聞いた事も見た事も無いような状況と聞いていたので、めちゃくちゃ上がってましたが。。。。。
港に着いてみると、めちゃ霧が出ていてなんか空気が重い。
出船してみるとやはり霧でよく見えないのと、魚の生命感が無い。しばらく走らせて何とか小型のナブラを見つけるも、如何せんナブラが小さくすぐ沈む、タイミング良くピンポイントで入れないと食わせられない。
「ある日突然出ますよ。」
魚を探しつつ船を走らせると、小型のナブラを発見、トモで投げていた方がいち早くナブラに投入と同時にヒット!ファーストヒットに期待したのですが、サイズは跳ねていた10kgサイズのよう、少しやり取りしてバレてしまった。30kg以上の大型を狙ったタックルで小型の魚をキャッチするのは意外と難しいテンションが抜けやすくバレやすい。
見えている魚があまりにも小さいので、ここで誘い出しで狙ってみる事に、全員でキャスティングを繰り返していると、船長から、やつは「ある日突然出ますよー」と声がかかる、心準備が全く出来てない時に来ますからとアドバイス。誘い出しを開始してから全く魚っ気はないので、さすがに出そうに無いなぁと思いつつキャストを繰り返していたその時!
私の隣のミヨシで投げていた方に、突然バイト!水しぶきがデカい!すかさず合わせを入れて一瞬魚が乗ったように見えたが、
次の瞬間ロッドの生命感は無くなっていた、く〜バラシ!残念もったいない〜
ミヨシの方は、初めてのマグロキャスティングだったようで無理もないのですが、いわゆるビックリ合わせの状態になってしまった。
私もGTフィッシングを始めた頃何度も失敗しており、悔しさはよく分かる、バラした本人は相当凹んでいるけど、あの一瞬はもう帰ってこない。
このある日突然来ますよーの伏線を翌日回収する事になるのですが、この時は知る由もないです。
トップに出たマグロを掛けるコツ
トップウォーターを釣りで、魚のバイトがあった時に早合わせ禁物です。特に初心者のうちは、ゆっくり焦らずルアーを魚をくわえて走ってドラグが出てから、魚の引きと反対方向にカウンターで合わせるようにしましょう。
合わせは竿を煽って合わせないように、竿を立てて曲げてブラックバスの合わせのように合わせると針が刺さらず、次テンションが抜けた時にポロリとバレます。これもよくあるバラシです。
大型の魚は口が固く、竿の曲がりに吸収されてフックを貫通させる事が出来ません。
竿先を魚に向けて、竿の弾性は使わず竿を手前に引くようにフッキングするとしっかり針を刺すことが出来ます、この時設定のドラグが5kgぐらいの場合は、スプールに手を添えてハンドドラグで抵抗を掛けてフッキングすると良いと思います。
この一連の流れを慌てず出来るようになればキャッチ率が格段に上がります。
参考動画:酒田でのクロマグロ釣行動画の14:25付近のフッキングシーンが参考になるかと思います。この動画は他にもヒットシーンがたくさんありバイトの取り方やフッキングの参考になるかもです、もしよかったら見てみてください
何とか1匹ヒット
誘い出しが終了し、再び高速移動の小型ナブラをモグラ叩きのように狙うパターンに跳ねているのは大きくて10~15kgぐらいの魚ばかりだけど仕方ないので、投げては移動を何度か繰り返す。
何度目かの追っかけっこのタイミングで船と並行移動する比較的ゆっくりなナブラを発見、すかさず3名が同時にキャスト、3人ともバッチリいいとこに入った瞬間
トリプルヒットー!やっぱしマグロキャスティングは何処に投げるのか?が重要。
1人はバレてしまったが、私と先程誘い出しでバラした方は無事にリリース成功、15kg前後の魚のクロマグロのおこちゃまでした。
何とか坊主を逃れてホッと一息。
足の早いナブラ打ちは、船を動かしながらキャスティングする事が多く横から風を受ける事が多くなので、ウィンドノット(PEラインのキャストコブ)が起こりやすくなるのですが、ygkのスクラム16を使ったプロテクトリーダーシステムを組むことでトラブルを激減できます。
ygkのスクラム16を使ったプロテクトリーダーシステムの使用感や作成方法の記事はこちら
ナブラは何処に投げるかがポイント
ナブラは大小がありますが、ほとんどの場合進行方向があります。よく見るとわかるのですが、ナブラ先頭は最も勢いよく魚はバイトしている事が多いですので、ルアーが入ると食う確率も高くなります。
よくあるミスが、ナブラのど真ん中目掛けて投げても、ルアーが飛行中に移動してしまって魚がいなくなってるって事がよくあります。飛行時間を考えてナブラの進行方向の少し前方に向けてキャストするのがバイトに持ち込むめる確率が高くなります。
今回の釣行動画です。誘い出しからのHIT、そしてバラシ。トリプルヒットなど盛り沢山の釣行でした。
函館クロマグロキャスティング釣行の注意点
1.釣り禁止期間とキャッチ可能性サイズに注意
2.キャッチ後の魚の処理を自分でやれるようにしておく
3.魚の保存と持ち帰り方法を確認しておく
1.釣り禁止期間とキャッチ可能性サイズに注意
2021年からマグロ釣りに規制が入っていますので、釣行の計画は注意が必要です。
6月から30kg以下はリリース、8月から翌年5月末までマグロ釣り全面禁止というとんでもない事態になってます。
計画前によく確認しておきましょう。
2.キャッチ後の魚の処理を自分でやれるようにしておく
北海道の船は中乗りとかはほとんど居ないので、ワタヌキなどの処理を自分でやらないと釣り時間が短くなります。
マグロは釣った直後の処理で味が全く違って来ます、特に内臓を取り除く、ツボ抜きを覚えておくと、色んな魚が美味しく食べられます。
3.魚の保存と持ち帰り方法を確認しておく
飛行機での遠征となるので、魚をどうやって持って帰るかが問題になります。
大型のクロマグロは食べたいですよね、めちゃくちゃ美味いですよ。
タックルデータ
ロッド シマノ オシアプラッガーBG 710XH
この竿は津軽海峡でクロマグロを狙うなら、長さと硬さとパワーがちょうど良いと思います。投げやすくよく飛ぶし魚も100kg近い魚も対応できそうです。*次回レポートします。
リール シマノ ステラSW 20000PG
ライン YGK オッズポート 8号
プロテクトリーダー YGKスクラム16 8号
リーダー バリバス 200lb
ルアー ソウルズ モグラッパースリム190
フック ダブルクダコ 4/0
釣行データ
釣行データ
2021年 7 月23日 大潮 濃霧午後より風
満潮 01:48 16:09 干潮 09:18 20:35
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