プライヤーは、オフショアのルアーゲームでは必須のアイテムでこれが無いと、準備の段階から釣りの最中までゲームが成立しません。
私も相当釣り歴が長くなって来たので、プライヤーもいろいろと試して来たのですが、その中でも、おすすめのプライヤーの紹介したいと思います。さらにカンタンな加工で、オールマイティな究極プライヤーに出来ますので、一緒に紹介いたします。
私は、割とプライヤーマニアな方じゃないかなと思っています。プライヤーなんか好きなんですよね、釣具店行くと何か特別な新機能や使いやすいデザインの物が並んでいないか必ずコーナーに行って確認してしまいます。
買って失敗した物は数知れず、よさそうな物は思わず買ってしまいます。機能としてはシンプルなのですが、釣りの効率が全然違ってきます。主な機能としては、
- スプリントリングオープナー(スプリットリングを開いてルアーの接続用に使います)
- ラインカッター(リーダーやPEなどラインの切断、主にラインシステムを作るとき用)
- 魚の針外し(釣れた後にフックを魚から外す。特に歯のある魚場合危ないので使用推奨)
まあこのぐらいが、主な機能ですが、時には針を曲げたり、アシストライン作成時のグリップにしたり、いろいろ使えますね。
おすすめNo1のプライヤーは、ダイワのルアープライヤー 125H!
ダイワのルアー プライヤー125Hは20年ぐらいまえからあると思いますが、スプリットリングの開閉が圧倒的に使いやすい安く、ルアーのミドル~ビックゲームの最強プライヤーかなと思っています、その理由は。
- スプリットリングオープナーの機能が秀逸
- 軽くて小さい
- シンプルで安い
・スプリットリングオープナーの機能が秀逸
その秘密は、スプリットリングを開く爪の形状にあります。受け側と開く側で挟んで開くのですが、上側にあたる開く側が牙のような形状で、2つの牙で押し開くようになっており、スプリットリングがブレずに安定して開くことが出来ます。
よくある先形状が山一つでスプリットリングの間に山をいれて開けるタイプは少しヘビーなスプリットリングだとリングが開き切らず、アイを通すのにめちゃくちゃストレスがあります。
押して開けるタイプは、ヘビーリングが開きやすいのですが、ある程度開くと押す側がカクンと中に入ってしまうことが多く、一度外してからやり直しになるので、これまためちゃくちゃストレスになります。
またヘビーなリングを開ける用のプライヤーは受け側が太すぎてスプリットリングに入らない物が多く、#5番以下のスプリットリングには使えない物がほとんどです。
ルアーの交換は、すばやくやらねば一瞬のナブラなどのチャンスを逃すことに繋がるので、失敗なく短時間でルアーチェンジができるようになるプライヤーは釣果に直結するということになると思っています。
・軽くて小さい
手のひらサイズのコンパクトサイズな点も非常に良いです。小さくて何が良いのかというとグリップと挟む面の距離が短いのでてこの原理で、少ない力でスプリットリングが開けたり、リーダーを挟んで仕掛け作りが出来ます。
また、軽いので荷物の重量が減らせる点もいいと思っています。
・シンプルで安い
メーカー価格はオープン価格になっているので店頭はよくわからないのですが、Amazonで2,940円で販売しています。
ヘビーなスプリットリングを開ける代表格のフィッシャーマンのビックゲームオーシャンプライヤーは25,000円ぐらいするので、圧倒的に安いと思います。スプリットリングを開けることに関しては、ダイワのルアープライヤー 125Hの方が使いやすいまであると思います。
一工夫でオールマイティープライヤーに変身!
次に、ちょとした加工でめちゃくちゃ使いやすくなるので紹介します。
その加工は、
- 受け側を削って薄くする
- 挟む面の角を面取りする
1.受け側を削って薄くする(小型リング対応)
この加工をすることによって、削りにもよるのですが、太軸の#3ぐらいまでのスプリットリングが対応出来るようになります、小型の太軸のスプリットリングは使うのに手こずっている方が多いのではないでしょうか?開き切らずにアイに入れる時にめちゃ力が必要だったりして、滑って怪我をすることもあります。
加工したダイワのルアープライヤー 125Hなら軽い力でスイっと開きます。
強いけど開きにくい、オーナーのウルトラワイヤーやスタジオオーシャンマークのトラックスプリットリングがラクラク使えるようになります。
・小型太軸スプリットリングが最適なビックゲーム!アブラボウズジギングのまとめ記事
2.挟む面の角を面取りする(システム作成時リーダー切れ防止)
リーダーと溶接リングやソリッドリングやサルカンを結ぶ際のイモムシノットなどで接続する時に、テンションを入れながら締め込むのですが、この際に端糸をプライヤーで掴んで締め込みます。リングやサルカンを固定してリーダーを手で引っ張りながらテンションを掛けてハーフヒッチをすると、結び目がきっちり決まり真っ直ぐに作ることができます。
このリーダーの端糸を引っ張って締め込む時、ノーマルのルアープライヤー 125Hだと、挟む部分のエッジが鋭すぎて、リーダーが切れてしまうことがよくあります。
今までは、クニペックスのプライヤーで掴んで締めていましたが、ルアープライヤー 125Hの挟む面の面取りをしてからは、ほとんど引っ張り時にリーダーが切れる事も無くなりました。
クニペックスのプライヤーは昔チャーマスがソルトワールドで紹介していましたが、挟む面がなめらかで、精度が高くガタが少ないのめちゃくちゃ使いやすいプライヤーです。主に室内で釣りの準備をするときに使っていますが、こちらも銘品だと思います。仕掛け作りにはおすすめのプライヤーです。スプリットリングオープナーの機能がないので、釣り場では使っていません。
加工の方法
削りチューンは、電動ドライバーに軸付砥石で削りました。受け側の下部を少しづつ削って行きます。下部が削れたらはさむ面の両サイドの面取りもします。結構簡単に削れますよ。
ルアープライヤー 125Hのデメリット
めちゃ使いやすいルアープライヤー 125Hですが、デメリットもあります。それは錆安い!
どうしてもルアー交換で塩水で濡れることが多いのでどうしても錆てしまいます、コーティングが良くないのか錆やすいように思えます。
値段も安いですし仕方ないこと何ですけどね~、釣行後のメンテナンスを怠たって、使用間隔が空いたりするとガッチガッチになるかもしれないのでご注意ください。まあ錆びても油をさしてコキコキすれば動くようにはなりますが、抵抗感が出てスムーズに使えなくなっちゃいます。
メンテナンスのコツは、釣行後にバケツなどに水をはって、ドボンと1~2時間漬けて置いて塩抜きするといいです、その際に食器洗い洗剤を垂らして混ぜた水に漬けこむと、乾燥後の錆びをかなり軽減出来ますので、やってみてください。ルアーのフックの錆び防止にも効果てきめんです。
まとめ
ルアープライヤー 125Hはダイワの中でもモデルチェンジせず、廃版にならずロングセラー商品になっているのは、やはり使いやすく根強いファンがいるからだと思います。
ルアーでジギングやキャスティングゲームをする方で、最近の強いスプリットリングが使用しずらい方や、より効率よくルアーの交換がしたい方は、是非使ってみてください。
世界が変わると思います。
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