最近話題のYGK スクラム16を使ったプロテクトリーダーですが、一番傷みやすいノット付近を保護してくれるため、リーダー交換の手間と頻度が少なくすることができます。
その特徴を最大限に生かすための、ルアー接続方法を紹介いたします。
おすすめのルアーとの接続金具について
ズバリ超おすすめは、オーナーのタフステンスイベル!このスイベル両端にベアリングが入っており、回転がめちゃめちゃスムーズです。プロテクトリーダーは糸ヨレに弱いと感じているのですが(ヨレが入るとと折れたようになることがありその部分が強度劣化やコブの原因になりそう)、このスイベルを使うことで糸ヨレをかなり軽減できます。というかほとんどなくなります。
このスイベルの良い点は
- 1.両端にベアリングが入っており回転が軽い
- 2.リングの部分が他社製品よりも太軸
- 3.リングの直径が他社品よりもコンパクト
この差だけでも、良い製品であることはわかるのですが、一つ一つ説明して行きますね
1.両端にベアリングが入っており回転が軽い
この両端にベアリングが入っている事がとても重要で、非常に軽く回転するため、メインラインの糸よれが激減します。以前通常のサルカンを使用していた時は、どうしてもキャスティングとジャークを繰り返していると、メインラインにヨレが入っていたのですが、ほとんど気にならないレベルまで激減しました。
もちろん魚を掛けて時はもっと寄れるのですが、ダブルベアリングの効果でほとんどヨレが入りません。
2.リングの部分が他社製品よりも太軸
比べるとわかるのですが、3で少し太軸、4だとかなり太軸です。何故太軸が良いかといいますと強度が出るのはもちろんなのですが、軸が細いとスプリットリングの隙間を通り抜けてルアーが外れて無くなる事があります。
また、太軸であるため当然強くなります。
3.リングの直径が他社品よりもコンパクト
強度サイズの割にリングの部分小さいので、ロッドによってはガイドを通して収納出来ます。釣行後もカットせずにスイベルをリールに巻き込めるので、次の釣行にそのまま使う事が出来ます。
スクラム16を使ったプロテクトリーダーの耐久性の恩恵を最大限に生かせます。
プロテクトリーダーは作るのが面倒なのと、コスト高なので可能な限り繰り返し使用したいですよね。
写真のように、リールに巻き込んで移動できますので、前日までにドラグセッティングまででき当日は、ガイドを通してルアーをつけるだけで釣りができます。
6パワー以上の竿で、ルアーが60~100gまでのタックルであれば、#4番がいいです
4~5パワーの竿で、ルアーが40~60gぐらいのタックルであれば、#3番のこれをペンチで先を少しつぶして楕円にガイドを通るまで曲げると可動域も稼げて良いと思います。
おすすめのベアリングスイベルとリーダーの接続方法(ノット)
リーダーとベアリングスイベルの接続は、スリーブ止めで接点部分にシリコンチューブをかぶせる方法がおすすめです。プロテクトリーダーのどこに指をかけて、リーダーの長さをどうするのかの調整がやりやすいです。
また、システム完成後も少ない結びしろでリーダーの長さ調整ができるので、プロテクトリーダーを切らずに使いまわせる可能性が高くなります。
この場合、スレーブペンチの性能が非常に重要です。
力を均一に掛けれて、締めすぎやゆるみが起こらないものを選びましょう。
ハンドペンチのようなタイプは、現場で何度かゆるみが発生したのを目撃してます。
おすすめはブレイドHD パワー クリンパーで、締まりきったら開く構造になっているので間違いないです。
ほぼ一生使えますので、高くないと思います。私も30年ぐらい同じものを使っています w
スレーブはヤマシタ LP ダルマクリップ 2N 200℔まで対応できます
チューブはカツイチのウレタンチューブ1.5㎜で200℔まで対応できます
70kg弱のクロマグロキャッチも問題なし
7月に松前で70kg弱ぐらいのクロマグロをこのタックルで掛けました。ドラグはストレート時9kg、40分のファイトタイムでキャッチできましたが、まったく問題なく糸よれも発生していません。
若干FGノットが締まっている感じでこの部分のみ危ないかもですね、ノットのずれは起きていません。
注意点
・可能な限り小さいサルカンを使う
大きいサルカンを使うと、その重量でルアーの浮き姿勢が変わり、泳ぎに大きな影響が出ます。特にペンシルベイト使用時に海面から飛び出しやすくなったり、浮き上がりにくくなって、食わせのアクションができないなどの弊害を出やすくなります。
ただし、あまり小さくしすぎるとリングのサイズは小さくなり、スプリットリングが通せなくなったり、可動が悪くなります
目安は40~60gで # 3番 60~120gで # 4番 120g以上で # 5番ぐらいが泳ぎに影響がすくないと思います。
・プロテクトリーダーと併用の場合は、ベアリングスイベルを使いましょう
まず、サルカンは使ったほうがいいです。直接溶接リングに結ぶとどうしてもメインラインに糸よれが発生します。また通常のサルカン装着で少しましにはなりますが、糸よれはよほど回転が良くないとなかなか改善しません。ベアリングスイベル使うと大幅に改善できますのでおすすめします。
・3番を使うときは、リングの軸が細いのでルアーの外れに注意
これは要注意です。ジギングをやっている人は経験ある方も多いと思いますが、スイベルのリングがスプリットリングの隙間を通って外れてしまうことがあります。回収したり、しゃくった時に抜けてあれ?ルアーがないイイイイイ~ってなります。プラグはこれショックですよ~スプリットリングは隙間がないものを使いましょう。
ルアーキャスティングのトラブル激減できる!YGK スクラム16を使ったキャスティングプロテクトリーダーの使用感について記事はこちら
ビールサーバーレンタル無料!クラフトビール1本無料キャンペーン中!ザイロンリーダーは食いが悪くなる?
余談ですが、超巨大魚用でリーダーにザイロンを使用するファイティングリーダーがあります。私も自作して持って行ったのですが、クロマグロ遊漁船の船長2名ともに食いが落ちるとアドバイスいただきました。実際どうなんでしょうかね~
私も二日目の午前中までは、ザイロンタックルでは食わすことができず、ザイロン部をカットして掛けることができましたが、そのタイミングは状況がめちゃくちゃ良くなっており、なんでも食ったようにも思えます。
なにしろ体感できるチャンスが少ないのと、そもそも大型とのコンタクトが少ないので、経験値を積み上げることが難しいですよね。今後使用するか悩み中です。
コメント